CHT Security、1月売上高2.2億元、前年比43%増を記録、AI戦略がグローバル展開を牽引
CHT Security(TWSE: 7765)は、2026年1月の経営成績を発表いたしました。当月の売上高は2億2,328万9,000台湾ドルに達し、前年同月比で43%の大幅な増収を記録しました。これは主要3製品ラインのすべてが堅調に成長したことによるものです。CHT Securityは、2026年の戦略方針として「AIでセキュリティを強化し、セキュリティでAIを守る(Empowering Security with AI, Protecting AI with Security)」を掲げ、AI中心のサイバーセキュリティ企業としてのポジショニングを加速させています。同社はAI駆動型のSOC(Security Operations Center)サービスを提供するとともに、企業のAI導入に伴うセキュリティ診断、ヘルスチェック、持続的な防御・監視、インシデント対応を含む包括的なソリューションを提供し、自社開発製品の海外展開と持続的な成長を推進しています。
海外市場への進出と技術的プレゼンスの強化
2月初旬、CHT Securityはタイ・バンコクで開催された「Cybersec Asia 2026」に出展しました。会場では、自社開発のネットワークゲートウェイ「SecuTex NP」、エンドポイントセキュリティソフトウェア「SecuTex ED」、およびハードウェアベースの暗号化通信システム「CypherCom」など、独自の製品群と高度な専門サービスを披露しました。
また、同社は招待講演に登壇し、サイバー戦の最前線である台湾で培われた実戦経験と対策を共有しました。各国政府関係者、セキュリティベンダー、企業の意思決定者との深い交流を通じて、台湾の知見を製品化してグローバルに展開する姿勢を強調しました。現在、タイの金融・通信大手への導入実績があるほか、日本、シンガポール、マレーシア、ベトナム、インドネシア、フィリピンなどアジア太平洋地域での協力体制を深化させています。さらに、3月には米国サンフランシスコで開催される世界最大のセキュリティイベント「RSA Conference」に出展し、北米・グローバル市場への拡大を加速させる予定です。
AI導入に伴う新たなリスクへの対応
多くの企業がAIの導入を開始する中、従業員によるAI利用を通じた機密情報の流出や、不適切な生成コンテンツに関するリスクが顕在化しています。独自開発のAIアプリケーションにおいても、プロンプトインジェクション(Prompt Injection)、不適切なAPI管理、継続的な脅威への曝露(Continuous Exposure)といった課題に直面しています。
これに対し、CHT Securityが新たに提供を開始した「AIアプリケーションセキュリティ診断」およびヘルスチェックサービスは、国内外の金融・ハイテク業界で既に多くの導入実績を上げています。また、同社のSOCサービスにはAIエージェントによる分析と自動化対応メカニズムが統合されており、MTTD(平均検知時間)およびMTTR(平均復旧時間)を大幅に短縮しています。あわせて、世界の主要セキュリティベンダーとの連携を強化し、顧客に対する検知・防御能力を向上させています。
最高評価の維持と業界からの信頼
台湾の国家資通安全研究院(NICS)が発表した最新のサービスプロバイダー評価において、CHT Securityは「SOC監視」、「サイバーセキュリティ健全性診断(Cyber Security Evaluation)」、「ペネトレーションテスト」、「脆弱性診断」「ソーシャルエンジニアリング演習」の全5項目で最高ランクの「A級」評価を獲得しました。これにより、台湾で唯一、7年連続で全項目A級評価を受賞したプロバイダーとなりました。また、昨年に続き「CIO Taiwan 2026 Elite Vendor」にも選出されており、企業のサイバー攻撃に対するレジリエンス(回復力)構築のパートナーとして高い評価を得ています。