CHT Security、2026年上半期のEPSが6.16ニュー台湾ドルで過去最高を更新 AIが新たな収益成長のドライバーに
CHT Security(証券コード:7765)は8月5日、2026年第2四半期の決算説明会を開催いたしました。2026年上半期の連結売上高は前年同期比21%増の11億8,200万ニュー台湾ドル、親会社株主に帰属する当期純利益は前年同期比13%増の2億5,100万ニュー台湾ドル、1株当たり当期純利益(EPS)は6.16ニュー台湾ドルとなり、売上高・利益ともに同期の過去最高を更新いたしました。この成長傾向は続いており、発表されたばかりの7月の売上高は前年同月比9%増の2億1,000万ニュー台湾ドル、年初からの累計売上高は前年同期比19%増の13億9,200万ニュー台湾ドルとなり、過去最高更新を続けております。
CHT Securityによると、上半期の継続的収益(リカーリングレベニュー)であるネットワークセキュリティサブスクリプションやSOC/MDRセキュリティ監視サービスは、堅調な顧客基盤の拡大と高い契約継続率(リテンションレート)に支えられ、前年同期比8.7%増となり、全体の売上高の47%を占めました。一方、単発的収益(プロジェクト型レベニュー)は全体の53%を占め、政府機関、金融、医療、ハイテク製造業などの分野において、サイバーセキュリティリスク管理の強化に伴う需要が力強く牽引いたしました。中でも、自社開発製品の売上高は前年同期比54%増と大幅に伸長し、新たなAIセキュリティ新製品「AI Archway」をリリースいたしました。海外市場におきましては、主に半導体産業および金融産業からの堅調な需要を背景に、海外売上高が前年同期比233%増と飛躍的な成長を記録いたしました。
売上動向の分析によりますと、最先端AIモデル(Frontier AI Models)がセキュリティ上の脆弱性を迅速に発見・悪用する能力を持つようになったことから、多くの企業が自社の脆弱性診断および修復(パッチ適用)に早期に取り組まざるを得なくなっており、レッドチーム演習(Red Teaming Exercises)、ペネトレーションテスト、AIアプリケーションセキュリティ診断などの発注数が急増しております。また、もう一つの大きなAI駆動型の需要は「AIガバナンス」です。政府機関や企業にとって、従業員によるAIツールの利用状況を統制することは容易ではなく、機密データの漏洩、コストの急増、不適切なコンテンツの乱用といった課題が生じております。当社がリリースした「AI Archway」が急速に市場で支持を集めていることは、AIがサイバーセキュリティ事業の売上成長を牽引する新たな動能(成長ドライバー)であることを証明しております。
2026年下半期の見通しにつきましては、継続的収益が堅調な成長を維持すると見込まれることに加え、下半期に予定されている6億〜7億ニュー台湾ドル規模の単発的プロジェクト契約により、通期での売上成長トレンドが確固たるものとなっております。さらに、AIセキュリティ診断、AI SOC、ならびに新製品・サービスであるAI Archwayガバナンスソリューションなど、新たなAI関連需要にも支えられ、通期で堅調な事業成長を維持できると見込んでおります。
サイバーセキュリティ市場における取り組みを深めるだけでなく、CHT Securityは社会貢献としての詐欺対策にも積極的に投資しております。当社は7月末、一般向けに無料ダウンロード可能な詐欺対策アプリ「Scam-Fighter(防詐隊長)」を正式にリリースいたしました。本アプリは自社開発の特許取得済みAI識別技術を採用しており、受信メッセージのコンテンツ特徴を自動的に解析して潜在的なリスクを効果的に識別いたします。インストール後は個人データを一切収集することなく不審なメッセージを自動検出し、ユーザーのプライバシーとデータセキュリティを保護しながら、リアルタイムな防犯・詐欺防止機能を提供いたします。